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2017年11月23日木曜日

2017.11.23 霞沢岳南尾根

20171123~24日(予定では25日まで) 霞沢岳南尾根
文責:近江泰吉郎
メンバー:L白石、阪本、近江

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天気:雨のち曇りのち雪
コースタイム:09:05沢渡-09:30発電所(登山口)-11:10発電所最上部-14:25幕営(2000m付近)

 前日は松本駅構内で眠り、この日は朝松本バスターミナル07:50発の高山行きのバスで08:55に沢渡に到着した。靴を履くなどの準備をし、出発。この時にはすでに雨は止んでいた。発電所まではコンクリートの車道を歩き、その後は葛折りの登山道を登ってゆく。葛折りの道は発電所の最上部まで続いており、最上部まで行くとうっすらと雪が積もっていた。そこから先は尾根に上がり、尾根伝いに歩いた。尾根に上がったところでは約5cmの積雪があった。風はあまり強くなかった。広い尾根であった。2000m付近で幕営適地を発見し、上部は風が強いことなど考えそこで幕営することにした。幕営地では膝下くらいまでの積雪があった。
 テントを立て、湯を沸かそうとしてコンロに火をつけた時にコンロが壊れていることが発覚した。火力が強くならなかったのである。これでは雪を溶かして水を作ることは難しいということで、この日の夜と次の日の行動水はこの日の朝汲んできた水で済ますことになった。阪本が4L上げていたことが幸いした。この時点で、次の日に下山した方が良いのではないかという話が上がった。

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天気:雪
コースタイム:06:15出発-08:00 2304m地点-09:35コル(2400m付近)-10:00引き返す-11:45帰幕-15:10撤収、出発-17:00発電所最上部-18:10沢渡

 朝食をとったり湯を沸かしたりしながらこの日の行動について話し合い、この日の目標は登頂して下山することであり、特にこの日中に下山することが最優先であるということになった。水作りもできず、湯もろくに沸かせない状態で雪山にいるのは危険と判断したからである。16:00に日没として、幕営地から沢渡まで3時間かかりテント撤収に1時間かかると考え、遅くとも12:00までには帰幕しようということになった。
 前夜に雪が降ったので雪が少し深くなっていた。この日の雪の深さは全体を通して膝上くらいといった感じであった。また、天気は1日を通してパラパラと雪が降り続け、強くない風が吹き続けるといったものであった。出発して少し歩くとこれまでよりも急な斜面が現れた。そこでは笹薮の中を進んでいった。笹薮の急斜面が終わっても前日歩いたものよりは急な斜面が続いた。2100m付近で帰りに迷いそうな地点があったため赤布付き竹竿を使った。2304m地点を過ぎてしばらく歩き、2400m付近の小ピークで切れ落ちている箇所があったが、ここはロープを出さずに通過した。この辺りでは風が強いためか雪は深くなかった。そして2400m付近のコルで09:30になりここで先に進むか戻るかの決断を迫られた。30分ほど話し合った挙句戻ることになった。
 コンロは壊れているとは言え火がつかないわけでは無かったので、火力が弱くても水が作れるのなら次の日もアタックしようということになった。帰幕すると取り敢えず水作りを始めた。すると、この日の晩と次の日の行動中に使う水を作るのに7時間かかることが判明したため次の日もアタックすることは現実的でないと判断し、この日のうちに下山することになった。沢渡からの最終バスが18:10発であったので15:00には出発しようということになったが、近江が準備にもたつき、出発が10分遅れた。

 下山を開始すると、夕方であるせいか前日よりも風が強かった。雪も依然として降り続けていたが、午前中よりは弱まっていた。先ほど記したように尾根が広かったのでどこを降りれば良いのかがわかりにくく、途中何度か道を間違えた。それでも木に結びつけてあるテープや地図を確認しながら下って行った。発電所最上部についた頃にはかなり暗くなっていた。結局バスには間に合った。

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